誰でも1台くらいは好きなクルマがあると思います。自分はこの「フォードマスク」のビートルが好きでたまらない一台だったのです。かの秋篠宮さまも学生時代に乗っていたようですが今でも欲しいくらいです。
かつてビートルには乗っていたこともあったのですが、このフロントマスクは手に入らなかったのでノーマルのまま我慢して乗っていました。RRのため雪道にも結構強く、スタッドレスタイヤを履かせキャリアを装備してスキーにも行きました。 このクルマの暖房システムは、とても合理的かつエコロジーにできていて、空冷エンジンを冷やし熱を帯びた空気をダクトを介して室内に引き込むという方式でした。スキー場からの帰り道のこと、氷点下の気温ではいくらエンジンが熱くなろうがまったく温風は出てきませんでした。正味1時間皆で寒い寒いと言いながら震えていた経験があります。また、夏場は走っている最中にエンジンが突然止まることもありました。電子部品などとはおよそ縁がないクルマでもあります。
しかし、ビートルは売れ続け、愛され続けました。その理由の一つに「頑丈さ」があります。20万km走ってやっと一人前とも言われるように現在のクルマではあり得ない耐久性を持っていました。例えばドア一つとってみてもその実力はわかります。どんなに走行距離が増えてもドアはぴったりと閉まります。密封性が高いため乗り込むときは耳に圧がかからないよう窓を少し開けてからドアを閉めないといけません。
ニュービートルが発売されてもなおファンが乗り続けるこのRRビートルは、今のクルマでは到達できない領域に存在している孤高のクルマなのでしょう。
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